ストラクチャードファイナンス
ストラクチャードファイナンスを勉強しないと死んでしまいそうなので、勉強していきます。
まずはストラクチャードファイナンスってなによ。
ストラクチャードファイナンスは、日本語では「仕組み金融」とも訳され、株式や債券などの伝統的な資金調達手段にとどまらず、取引上の仕組み(Structure)を工夫することで組成される新たな金融商品によって、資金調達者(企業等)と投資家とを仲介する高度な金融技術をいいます。
複雑な資金調達手段ってことかしら?
そこで、企業の資産等を利用することによって効率よく資金を調達しようとするのが、このストラクチャード・ファイナンスです。ストラクチャード・ファイナンス手法として、新株・新株予約権付社債などの資本を発行することにより資金調達する方法(エクイティファイナンス)、企業が保有している資産が生み出す利益に着目して資金調達する方法(アセットファイナンス)として資産の流動化や債権の流動化があります。プロジェクトファイナンスや証券化についてもストラクチャード・ファイナンスの1つです。
合ってるっぽい。
つまり、BSの右側を増やして現金を得るという従来の「伝統的な」資金調達ではなく、BSの左側のかつ下の方の資産を「なんとかして」資金調達するのを総称してストラクチャードファイナンスというのかな。
でも金融経済用語集はエクイティによる調達は従来型としているけど、富山総合法律事務所はエクイティファイナンスはストラクチャードファイナンスに位置づけているみたい。境目は曖昧と思われる。
富山総合法律事務所が細かく説明してくれているので、そっちベースで読み解いていく。
一般的な例としては、企業が保有する資産や新規事業、または収益性の高い債権等を企業から分離して、特別目的会社(Special Purpose Company,SPC)に譲渡することにより資産担保証券(ABS証券・Asset Backed Security)などを発行したり、債権を流動化することによって、倒産リスクや格付けを気にすることなく資金調達が可能となります。
「お金を生み出す価値のある資産」を「SPCに譲渡」し、「ABS証券の発行」や「債権流動化」によって、本体事業の信用関係なく資金調達が可能になるということらしい。
わかるようでわからない。SPCへの譲渡対価という形で資金調達するのかな。
この図によると、現状の資産所有者の資金調達という意味では、上記の通り、資産譲渡によって資金を得るみたい。
これだけみると、要するに「お金を生み出す仕組みを持っている資産」をベースに会社を一つ作るイメージなのかな。その会社には専属する人がいないというだけで。
BSは左が譲渡資産で、右が銀行融資とエクイティで、バランスさせる。この構成で、PLは資産が生み出す利益を「業務コスト→業務委託先」と「金利+元本弁済→銀行」、「利益→投資家」でうまうまするスキームなのかな。
そうなるとわざわざAsset Backed Securitiesなんていう名前の証券を発行する意味がわからない。普通の株じゃ駄目なのかな。それにCPの担保へ資産を差し出さなくてもいいのかな。
なんだかよくわからなくなってきた。